東京本部事務局お問い合わせはTel)03-3489-6582
東京本部事務局お問い合わせはTel)03-3489-6582
自然の中で自然に育って欲しい

春になると、木々は芽吹き、山々はかれた木々がけむったようになり、やがて、みずみずしい黄緑色につつまれます。それは、だれが合図するわけでもないのに、みな、号令をかけたようにマスゲームのようにうつろいでいきます。
秋は秋で、赤や黄色に、山々はまるでパッチワークのように、その姿を幾何学模様に染めていきます。
それは、誰がデザインしたわけでもないのに、芸術となしてゆくのです。
自然というのは、ことことさように、人が下手にいじらなければ、自然に美しくすこやかにうつろい、時を重ねてゆくのでしょう。
人自身はどうでしょう。
ここを切り捨てて、こちらを伸ばそう・・・・これは、鉢の中に自然を作り出す盆栽の話です。
大自然に、のびのびと、自然に子どもが育つのを、見つめてあげたいものです。
最後にナルニア国物語の一節をご紹介しておきましょう。
ナルニア国物語『さいごの戦い』から
「スーザンには、ほんとうにおとなになってもらいたいものね。あの人は、いまの年ぐらいに早くなりたがって、学校に通っていることを台なしにしてしまったし、また、今の年のままでいたくて、これからさきの一生を台なしにしてしまうでしょうよ。あの人の思うことといったら、できるだけ早く、一生のうちのいちばんばかな年ごろになりたがって、できるだけ長くその年ごろにとどまりたいということなのよ」
(ナルニア国物語『最後の戦い』C.S.ルイス作/瀬田貞二訳:岩波少年少女文庫より)